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下の世界が酷いほど 雲の上の空は綺麗だよ
今 やりたい事見つけて凄く嬉しい


本気で小説書いて見たいって思ったら


本気で本が読みたくなってきて 


今ね


今まで生きてきた中で一番充実してる



オンラインRPGは私のファンタジーの源になってくれた



その中の人間関係は リアルであり 仮想であり 本音の関係で 


物凄く展開が速いし


みんな容易に   その人の本質を出してくる



こんなの リアルの世界じゃ有り得ない



損得勘定で何重にも保護された 大人たちの声から表情から行動から


伝わるものはあるけれど 


リアルでは どんなにその感情が強くても 理性を総動員して抑えてしまう本音を



この 言葉だけの世界では ある程度簡単にカミングアウトさせてしまうように思う





でもゲームの世界って言葉だけじゃないよね



物凄く色んな物が伝わる




迷っているのに間違った答えを出しても



それも大きな声で伝わってしまう




だから ネットでは リアルより数倍 人間を信じる力が要る





前にね  殆んど知らない人に随分 傷つけられた って 



(また書いてるよw  ワダカマリはもう全然ないです! ごめんなさい!・・・とここで謝ってみる・・・)




あの時 すごーーーーーーーーーーーーーーーーーく疑問に思ってた事



「ネットで傷つけられた時 どこに行けばいいの?????」




ってね  本当に本当に知りたかった




ネットでの傷はネットでしか癒えない気がした



でも どこにも行き場がなかった



本人に言うのも 悪循環になるだけ



ブログだと 「晒した!!!!!!!!!!!!」って赤の他人から攻撃される



まぁ 晒したのは真実だけど




じゃぁ どうすればいいの????どこに行けばいいの??????




って その攻撃してきた人に聞きたかった




でも そんな大切な答えは 他人はくれない





友にも聞いてみても 傷ついてない人には 分ってもらえないし



傷ついてしまった人には連絡が付かない




でも私は 踏み堪えたかった





背中を見せるのはどーーーーーーーーーーーしても嫌だった!!!!






好きだった人達を嫌いになったままで終わるのは どーーーーーーーーーーーしても




嫌だった!!!!!!!!!!






好かれなくてもいい




我がままだけど 自分の思い出が もう一度光ればいい!!! って




そして その疑問に この前ブログで 自分の答えを見つけた



その時 小さくス㌧って来た気がした でもそれは頭で分っただけだった



今 はじめて答えがス㌧ って来た





「自分に帰ればいいんだ」




本当に心の傷って 癒えるのに物凄く時間がかかるんだね・・・・ 




焦ったらほんとだめだ・・・ブログやっててマジ良かった







やっと 今 その思い出の半分は光ってる^^


もう半分もいい色をしてる・・・   




好きだった人達を 好きでいられる自分が好き^^



ネットで傷ついて そのまま引退しちゃうのって



本を途中で読み終わってしまうみたい




でも 色んな本があるから 自分に合った本を読み終わったらいい




暗い展開に耐えられず 途中で明るい本を読むのも手だし 




でも 読み終えると終わらないのは 絶対すっきり感が違う





ネットのような終わりのないストーリーは 引き際の見極めが難しいけど



友には スっきりして読み終わって欲しい




私の一番好きな本は 終わるギリギリまで暗くて辛い

そして 最後に凄く天に突き抜けるほど明るくなるストーリーで

突き抜けれると もう最高に気持ちいいです(b>д<)b

やっぱM?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(/∀\*)))ニャーン彡☆



時間かかってもいいから


(ってか 絶対かかるから)


諦めないで読み続ける


心から大切な人に 


多分もう十分分ってるだろうけど・・・・ 



そんな面白さを もう一度思い出してもらいたいなぁ゚+.(*ノェノ)゚+.


そしてメイスさんのブログで紹介されていた この曲がとても胸に響きました

“Save The Best For Last” by Vanessa Williams
【 2008/11/28 21:39 】

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チョット更新^^

とりあえず時間ないけど

暗い記事UPしたまんまだったので チョット更新

コメントたくさん^^うれしいな━・:*(〃∇〃人)*:・━!!!!! 返事も書かなきゃだわぁ♪


ホントに話し合いって大切だなぁ^^


それと


もう凹んでないですよぉ/(^o^)\ウヒョーイ


お騒がせしてないと思うけど 暗い記事UPしてすみませんでしたm(_ _)mペコリ


やーーっと試験もおわたぁ(*´ο`*)=3ホッ


今は 守り人シリーズの本に夢中なんだけど 自分が書きたかったのに似てるストーリー;;

なんか色々 自分の力のなさに落ち込むけど 読むの辞められない><

えと


またぬん(`・ω・´)ムキュ!!!

|彡サッ!
【 2008/11/28 11:40 】

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酷いよ;;
何度も

何度も




ブログ書いてるけど;;




今日も色々書いたけど;;

更新できない;><;


何も言えない;;


何も言ったらいけないから;;;;;;;;;;;


酷い;;


もう少しで 元気でそうだったのに;;;;;;;;;;;;


何も出来ないのが つらい;;;;;;;;;;;;;;



酷いよ;;;;;;;;;;;



。゚(。ノωヽ。)゚。うぇっく;;;;;;;;;;


何もしないで って言うならナゼ教えたの;;;;;;;;




こんな事で凹んでないでファンタジー書こう





ゼェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエええええええええええええええええええええええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ったい書き終わろう





仕方のない悲しみや

どーーーしようもない事の脱力感なんかに負けるもんかぁ嗚呼嗚呼嗚呼アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアああアああああああアアアアアああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアあああああああああああああああああアアアアアアアアアアアああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアああああアああああ亜ああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ






今わ無理けど


みんなが元気になれる小説かけるようになりたい><





泣きたいけど泣かないモン(><)=3 フン!!!!! 
【 2008/11/25 04:17 】

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元気だそ(BlogPet)
リサの「元気だそ」のまねしてかいてみるね

又指先スライスしてでも世界観を考えながら地図描いてでも世界観を考えながら地図描いているからファンタジーは中途半端になります・落ち込んではサブもメインも詳しく知らないのに切ないのは無いけどキーボード打てないのに切ないの理由について何も止まっているからファンタジーはそんな彼が大好きですもう少し凹んだら元気にキーボード打てません・orzうちの方へ私はサブも人間切るのが大好きです。
詳しく知らないからお休みの理由について何も詳しく知らないからお休みのが大好きです私は無いけどキーボード打てないからお休みのが大好きです。
詳しく知らないからファンタジーは野菜よりも止まってにキーボード打てません?そ・ω;`)・(。´・・orzうちの方へ私は中途半端になります・(。´・・ω;`)・・ω;`)・落ち込んでは野菜よりも?でも世界観を考えながら地図描いてもメインも詳しく知らないからお休みの理由について何も詳しく教えてになります^b

*このエントリは、ブログペットの「栗きんとん」が書きました。
【 2008/11/24 08:07 】

| 栗きんとんの独り言 | コメント(0) | トラックバック(0) |
元気だそ

又 指先スライスしてフツーにキーボード打てません・・・・・・・・orz

うちのスライサーは 野菜よりも人間切るのが上手です(´;ω;`)ウゥ・・



落ち込んでは無いけど

キーボード打てないから ファンタジーはサブもメインも止まってて

でも 世界観を考えながら地図描いてます・・

(。´・ω・)ん?

そ・そこまでしなくても?


でも ナンカ止まりません・・・





まったりカフェの方へ


私は ターキーさんからお休みの理由について何も詳しく聞いてないです


私は そんな彼が 大好きです。


詳しく知らないのに ナニカ切ないのは 中途半端に気が付いているから・・


詳しく教えてくれなくてもいいです


もう少し凹んだら 元気になります^^b












 
【 2008/11/20 21:34 】

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どんなに離れても 届ける “ I’ll be there for you ”


【 2008/11/19 10:20 】

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引退おめーーーー☆(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノ
なんか 分んないけど


いつのまにか狼さん引退してる・・・




良く分んないけど オメーーー☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノ と言っておこう・・・


キルチンも引退した・・・・・・・・・・・・・  ( +・`ω・)ノおめと~+。;+;☆;+



 

ターキーさんのブログも閲覧できなくなってる

シー様も突然 鯖を引越したんだったよなー

そしてもRuizaちゃんも少し離れるとか・・


まぁ Ruizaちゃんは少し休むだけみたいだけど・・・


私も強制引退 & ブログも小説ブログになっちゃってて 


ここでブログ続けてる意味が自分でも分かってない・・・




当たり前な事だけど 動いていく事が寂しい



『袖ふれあうも 他生の縁』  




他生の縁の “たしょう” は 多い少ないの “多少” じゃなくて


他の生を受けた(受ける)時 って意味 なんだって


今日 袖触れ合って別れた人は もしかしたら 前世で とても親しい人だったかもしれない。


または 来世でとても親しい人になるかもしれない・・・。



袖触れ合っただけでも そうなら 



これだけ心に残る人達って どんだけの縁が 前世から 又は 来世まであるのだろう?





『袖振り合う人 縁深き人』 by のべりーさ





『一期一会』 


人生で一度しかない出会い そういう気持ちを持って 人に接しなさい


みんなとは何度も遊んだけど  今思ったら 本当にとても短かった


(今思えば甘党さんと遊んだのは本当に一度くらいだったかも@@???????)


もっと もっと時間を 大切にすれば良かった・・・・



残念だけど 私がこの言葉を感じるのは 人に出会った時ではなく 人と離れた時



もっと 出会っている最中に この言葉を感じるようになれたらいいなぁ・・・





これ書いてUPしたら ターキーさんの米が・・・

縁深い人って 同じ時間にINしたり・・・ 色々タイムリーだったり・・・

ホントつながりを感じるよなぁ


ターキーさんへ ↓↓↓

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【 2008/11/18 00:08 】

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それで出港しなかった(BlogPet)
きのう、クールミントと後ろを意味したかも。
だけど、心配したかもー。
それで出港しなかったー。

*このエントリは、ブログペットの「栗きんとん」が書きました。
【 2008/11/16 10:00 】

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メインファンタジー(lv7)
㌧㌧


木のドアを叩く音がする


『だれ?』


なかなか眠れず 布団で横になっていただけのアィリーは 素早く起き上がって尋ねた。 



訪問者は しばらく沈黙した後


『セラです』  と答えた


『今日は水かけちゃってスミマセンでした』


『え?・・あぁ あの時の・・・』


『気にしないでいいの あんなの平気よ』


わざわざ言いに来たのだろうか?   宿に着いた時に逢った少年が目に浮かび 思わず微笑んだ

 

きっとゼッツを見て ビックリして水桶を落としてしまったのだろう・・



『それだけ?』


『・・・・・・・・・・・・・・・・いいえ・・・』

『・・・あの時 ホントにビックリしたんです・・・』


また暫く沈黙が続いた


『・・・・・・・・・それで?』


促すと 彼は 少し大きな声でこう言った


『貴女を見た瞬間に分ったんです!!!僕は この人たちと一緒に行くんだっ!!!って!!!』






『へっ(´゚д゚`)??』



『行くって?? 誰と????????』


『どこに??????????????』



『貴方達と 僕の村にです!!!』


『えっ@@??????????????』


『む・む・む・   村って なに????????????分ったって 何が??』


もうビックリし過ぎて 思考回路がついて行かない


なぜ突然 勝手に仲間を決める人間ばかり出てくるのだ???


この国には 行く宛ての無い旅の仲間を探している人間が 実は山程いるのか?


それとも 密かにそーとー冒険好きな国民性だったのだろうか?


『・・・・坊主 お前いくつだ?』


天井から垂らされた布の向こうで いびきをかいて寝ていた筈のダーギーが


いつの間にか起きている


『・・・・・・・・・12です』


『でも 自分の事は何でも出来ます! 僕はずーっと父さんの面倒を見てきたんだ』


『早く帰らないと!!!きっと父さんに何かあったんだ!!!!!』





何か訳有りのようだ 彼の声は今にも泣きそうに聞こえる





訳が分らず かける言葉がみつからない


『お父さん?』




『ぅぅうッ・・・ と・父さんがッ  僕を迎えに来るって ・・・言って・・・  


    コッ こないんだっ』




全部聞くまでも無く ダーギールとアィリーは理解した。 


辺境に生きる人々の暮らしはきつい  


子供を捨てる親は少なく無いのだ。    宿に置き去りにされたのなら良い方だろう



『絶対っ く、来るってッ ・・・・う;ゥッ  イッ イッ・言ったんだっっ』

ウ;ゥッ

『だ・だからっ ぼっぼっ僕はっっ ニッ に2年も・・まってルんだっッ 』




喋ってる内に気持ちが高ぶり 押さえつけていた感情がこみ上げて来そうになる 

   


嗚咽と涙があふれ出そうになったその瞬間 



ダーギーの良く透る のんきな声がそれを抑えた。



『おまェ・・・・・・ 分ってないから泣いてるんだぞ? 何が分ってないか分るか?』




・・・考えるため少年は一瞬止まった




『教えてやるよ    お前は 自分の気持ちが分ってないんだ』




『おまぇの親父が迎えに来たくても来れないんなら 自分から行けばいいだけだし 
 
ウソついたんなら 行ってぶっ飛ばしてやればいいだけだろ?』



『ケツさぇ決まれば 泣くことなんてないんだ

男が泣くときは もっと別の理由があンだよ 』











沈黙が流れた


父親に捨てられた悲しみが 心に突き上げて来るかわりに 

ダーギールのやさしさが少年の上に降ってきて 彼をふわりと包んだ気がした




『別の理由(ワケ)って何でしょうか?』


その声から もう涙は消えていた。



『そりゃーお前 そーゆー涙を流した時分るよーになるんだよ』




『仕方ねぇ・・・・・・・・・・・・行ってみるかぃ?』


ドアの向こうで思わず少年が顔を上げたのが分った


『はいっっっ!!!!』


『おまェなぁ 仲間になりたいんなら そろそろ顔を見せたらどうだ?』


ガタン と音がしてドアがゆっくりと開いた


向こうには 恥かしさの為か うす暗い中でもハッキリ分るほど頬を染めた少年が立っていた


少年は2人を向いて跪き(ひざまずき) 神に祈るように 両肘と額を床につけた


『おぃおぃ!!俺ァあぃにく 礼拝はしないし されない主義なんだ』


ダーギールが 気前悪そうに首の後ろを掻いた




ププッ( *´艸`)


少年と同じように頬を染めた戦士をみて アィリーは思わず吹き出してしまった。





次の日の朝 まだ朝もやの立ち込める中3人は宿を発った。



セラが2年間お世話になった宿屋のおかみさんとオヤジさんにお礼を言い 
(ついでに少ないが餞別も貰って)


子犬が転がるように走ってきて 仲間に加わった

 

殆ど海のように見える湖に突き出した ガバスの港の広い桟橋には

約1ヶ月に一度しかでない 対岸への渡し舟の出港を待ち 

まだ早朝だというのに 沢山の人と出店で賑わっている


停泊しているのは 小さい漁船の他は 古い大きな帆船が一隻で 

長方形の船体はボロボロだが現役の風格で存在感がある 

船底は平たく 両端で上がっていて 龍に似た動物が舳先の意匠になっている



『一人 600バールだよ』 

タバコのような葉っぱを口に入れ クチャクチャ音を立てて噛みながら

対岸までの乗船券を売っている男が 

船賃を尋ねたダーギールに向かって 汚い右手を突き出した



『高ぇ@@!!!!!!!!!』


昨日宿に払ったのより随分大きな金の塊を 2つ男に渡して


ダーギールは 他の3人を振り返り、叫んだ


『おまぇら全員っっ!!! 無一文なんて 旅に出る心構えが無さ過ぎなんだよっっっ』



  

ゼッダールターは、 これもダーギールがついさっき買ってやった 

フード付きのロングコートで 顔を半分隠したまま 笑っている




セラは恐縮してダーギールを拝み


アィリーは 肩をすぼめ舌を出し目をそらした




それを見てダーギールが


『まぁ女と子供以外は 高く売れそうだな・・・』 と言ったので


ボロ船に橋板が架かるまで 彼は その女と子供にボコボコに殴られ続ける事になった



【 2008/11/15 02:58 】

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息抜きファンタジー
ヽ(゚▽゚*)乂(*゚▽゚)ノ ウヒョーイ



突然ですが

読者様〃 ̄∇)ゞありガとォゴザィマぁああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーす♪




読んでくださって 本当に本当に本当に

*゚( 嬉´∀`嬉 )゚*ありがとうございます!!!



なんか 突然ブログにお礼書きたくなりました><



これって こんなにゲームから離れているのに 

まだおイらのlv上げ手伝ってもらってるんだなぁ って感じます



 


本当にありがとうっっ><



楽しみって言われたの 凄く嬉しい!!! 続きがんばりまっっ((((p(`・ω・´)q))))



止まっていたのは ストーリーがまじめ?過ぎて チョット肩凝って来たので 

↓ のを書いてたからでしたm(_ _)m  ( もうサブキャラって・・・(゚Д。)ヤベ
続きを読む
【 2008/11/13 03:06 】

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・・・名前・・・・・・・・・・・
 




『ところで 名前をまだ聞いてなかったな?』



ガバスに向かって歩きながら ダーギールと名乗った男が尋ねた



『・・・・・・・・ナラ です 』



『それは 父名だろう 個人名はなんだぃ?』


この国では 個人名の後に 父名 それから家族名がある


ふつう女性は ○○(父名)の娘とか ○○(家族名)の娘などと呼ばれるが 

やはり ごく親しい者どうしなら 個人名で呼ぶ



『パーミンダ・・・です   でも それはこの体の持ち主の名前なんです。』



『そうか・・・・・じゃぁ新しい名前が要るな』


『ゼッツがつけてやったらどうだい?』


もう一人の男はゼッダールターと名乗ったのだが 

ダーギールは今朝 ゼッツというニックネームをつけてしまった


彼曰く

『見た目が人間離れしてるんだから 呼び方くらい簡単にしないと肩が凝って仕方ない』

のだそうだ


『俺のことは ダーギーちゃんとでも呼んでくれ♪』



ニャリと笑ってそう言われたが それは丁重にお断りしておこうと 心の中で思った



『どうだい? この子に似合う可愛い名前なんて やっぱり思いつかないかい? 』



ゼッダールターは沈黙を返した。





ダーギールとゼッダールターも最近知り合ったばかりらしい 

もっともこちらは ダーギールが一方的に “旅の連れ” になったのだが・・・



ダーギールは


『俺は強い奴を探してたんだ  都でこいつの噂を聞いてね どうしても合いたくなって来ちまったのさ』


と説明した。


ゼッダールターは 黒い森の 湖の隣にそびえる山の頂にある寺の修行僧の一人で



ダーギール曰く

『もう この男は その辺の坊さんの手に負える品じゃなくなっていた』

のだそうだ。

 

『お坊様でいらしたのですね』


『私は あの山に修行寺があることすら知りませんでした』


彼女が沈黙をやぶり 誰にとも無く話しかけた。



ゼッダールターがふと 彼女を向いて言った。


『アィリーシェ というのはどうだ?・・・』 



『ケルト人みたいな名前だな』


すかさず ダーギールが茶々を入れた


『だが なかなかいいんじゃないか?』


一人で満足そうに頷く



ゼッツは 彼女に名前を考えていたのだ。



『 ・・・・アィリーシェ 』 呟くと 何故か心が温かくなった 


昨日合ったばかりなのに ゼッダールターに名付けて貰った事が嬉しかった



『嬉しい・・・・・』 声に出すと 余計 嬉しさが溢れた


『素敵な名前です♪ ありがとうございます!!!』









そうして 黒い森からガバスの町が見えるようになるまで 

彼らは 丸2日荒地を旅しなければならなかった。


旅が始まって直ぐに アィリーは

(アィリーシェは可愛い名前だが少し長過ぎる と言って ダーギールにこのニックネームを献上された)

ダーギールがとてつもなく強い剣士だという事がわかった



森に入ったとき襲われた コヒョウという狼頭の豹も ダーギールは一撃で倒しただけでなく


荒地を旅するすべての者を悩ます 野良狼の群れや ジョラケー(岩場に住むワニ)


リザードマン(砂漠に住むトカゲのような妖獣) にも何度か襲われたが 


全部ダーギールが一人で倒してしまった



ゼッダールターは時々何か経文のようなものを唱えていたが 


それが何の為だったのかアィリーには分らなかった。









町に近づくにつれ道が整い 幅も広くなってきた 


大きな牛のようなオーロという動物が引く行商人の荷馬車とも 何台かすれ違った




海のように大きな湖と 辺境を貫く街道に面した町 ----- ガバスの門を潜った時 


もう閉門の時間が まじかに迫っており


タミルの村の木の門より 1回り程大きな 青銅で作られているガバスの門周辺は


オーロの引く荷馬車と人とが バタバタと行きかっていた


『どこかに宿屋はねぇかな?』


ダーギールが通行人を捕まえて尋ねる


『明日船が出るから この辺の宿はもう取れないだろうな 


少し離れるが オロソの宿ならしっかりしてるよ』



早口で親切に教えてくれた男は、 ゼッツに気が付くと 


一瞬呆けたように立ち止まり 持っていた荷物をドサッと足元に落としてしまった。


教えられた方角に進みだした ダーギーは


『まったく・・ 目立ってしょーがねぇな』 と 一人ごちた。





アィリーは笑いをこらえながら 荷物を拾って男に渡し 急いで2人に続いた。





ダーギーが愚痴る気持ちも分るが 等の本人も相当人目を惹いているとは気が付いていない


日に焼け均整の取れた大きな体にはアチコチ古い刀傷があり 


元来の人好きする顔と合わさって この上なく頼もしくみえる  




(ーーーークスクスーー)



『なにが可笑しいんだ?』


『何でもないです♪』


『アィリーは素直ないい子だと思っていたのに・・・ おとーさんは悲しいぞ』


『ダーギーさんを父に持った覚えはないです』   


『お前ッ 父の顔も忘れたのか???』  


(クスクスクスクス)


『ところで アィリーは何歳だ?』


『父さんこそ忘れたの?  


娘の年も分らないんじゃー  父とは呼べないですよ! クスクスクスクス 』


宿屋はもうそこだった アィリーは前を行く男2人を小走りで追い抜き


ダーギーを振り返って言った。


『今年15になりましたよ^^ おとーさま♪』



バシャーーーーーーーーーン


水桶の落ちる音と 派手に飛び散った水しぶきが足にかかり 後ろを振り向いたアィリーは


男達の顔を見てなかった。


ダーギーは一瞬変わった顔色を 次の瞬間には取り戻して 



宿屋の入り口に立ちすくむ少年に声をかけた


『結構なお出迎えだな坊主!  もう少し上から掛けてくれたら水も滴るいい男になったんだがなぁ』




少年は凍ったように3人を眺めている。


『こらっ 何してるんだいッ お客さんに謝りな!!』


中年の女性が宿の裏から エプロンで手を拭きながら出てくると


少年は頭をペコリと下げて 水桶を拾い 宿の中に消えた


『まぁまぁすみませんねぇ。  ・・・お客さん泊りかぃ?』


おばさんは やはり少し息を呑んでから言った



『生憎今日はもう一杯だが 離れなら空いてるよ 


明日船が出る日のこの時間じゃ ここいらの宿はどこも同じようなもんさ』



『あぁ頼むよ 』

ダーギールが腰に下げた皮の袋から 小さな金の塊を出して 手渡した。


鈍く輝くその欠片を見て おばさんが満面の笑みを浮かべて言った。


『じゃぁ 埃を落としてから入っとくれ 洗い場はそこだよ』


見ると 左手の奥に旅人が旅の埃を落とす 屋根つきの小さな洗い場が設けてある


『部屋を用意して来るから 先に何か食べておくれ』




木と石で出来た入り口に 布が垂れていて 中は色々な大きさの敷物敷いてあり 


クッションと衝立が簡単な仕切りを作っているのが見える





宿の1階は食堂になっているらしい 結構な人で賑わっていた


『そうそう クィヤーンを頼むといいよ  名物だからね。』


裏に回りかけていたおばさんが そう付け足して去っていった







洗い場で埃を落とし 3人が中に入ると 




30畳ほどの部屋にいた人々の間に 低いどよめきが起きた 


そして  サァーーーと波が引いていくかの様に その場に沈黙が訪れた。




明らかにこの3人は 人々が日常目にするものとは 全く違う空気を持っていた。




ダーギールは体も大きく 日に焼けた褐色肌と 均整のとれた体 良く見ると分る無数傷などが

彼が只者でない事を 物語ってはいるが 


その強さとは裏腹に 彼を包んでいる陽気なオーラが

彼に会う全ての人に “安心感” を感じさせた



その隣にいる

しなやかな肢体を持つ 初々しい美少女は

透き通るような白い肌と 幼い顔には似合わない大きな胸が

彼女に色気ともつかない不思議な魅力を与えている


(そしてここ数日の旅を経て 彼女の周りには つぼみが花開く時のような 

光り輝くオーラが出ていた)




この2人だけでも十分目立って 人々は思わずどよめいたのだが


その場に居た殆どの者が沈黙した理由は 一番最後に入ってきた若者を見たからだった






先ず 向こうが透けて見えそうな程 白いというよりは 透明感のある肌が人目を惹く


長い黒髪が 真っすぐ伸び 誰もが一瞬 女かと思うほど美しい顔に


無駄の全くない肢体が 薄いカシャーヤ(僧侶の衣装)をまとっているのも   


人間離れしてた印象を際立たせている


そして何より この男のもつ静かで強いオーラが 


この狭い宿屋に居る すべての人を飲み込んだからだった






『・・・・・・・まったく  一緒に居ると目立ってしょーがねぇーな 』


ダーギールが軽く首をふった 


その声でか 人々が冷静さを取り戻し 一瞬後には いつもの宿屋のざわめきが帰って来た




部屋の左隅に空いている絨毯と大きなクッションを見つけると ダーキールはそこにドカドカと歩き 


『なんだっけな・・・ おやじ クィヤーサンを持ってきてくれ!!! 』


と 座りながら 店の奥に向かって言った


彼の陽気な声が 何事も無かったかのような喧騒に吸い込まれる


厨房から顔を出していたおやじが うなずいて引っ込んだ。



『ダーギーさん  クィヤーンですよ 』



『わかりゃー何でもいいんだよ   あーそれと酒だ 酒!!!』


最後の半分は また店の奥に向かって言いながら 


もう大きなクッションに寄りかかって くつろいで居る



ゼッダールターも座禅を組んですわり 


店のおやじが持ってきたクィヤーン(鳥に似た肉を炭火で焼いた料理)はとても美味しくて 
(ダーギールは10人前も平らげた)


アィリーは久ぶりに食べる調理された温かい料理と 


初めての冒険の後の食事を 心から楽しんだ






丁度 ダーギーが2ガロ(約8リットル)の地酒を飲み 

11人前のクィヤーンをかじりながら ウトウトし始めた時   

入り口で会った おかみさんが皿を下げながら


『部屋の用意はできてるよ いつでも上がってゆっくりしておくれ』


と言った。
 

“ゆっくりできる” と 形容された部屋はしかし とても狭く


オーロ小屋の上に無理やり取ってつけたような部屋だった


明らかにおやじの手仕事なのであろう 木を組んである三方の壁の 所々に隙間があいている


だが今日のように 秋にしては暑い日の夜には


その隙間から入ってくる夜風や 石の床(それはオーロ小屋の天井にもなっている)が 


程よく涼しくて気持ちが良いだろうと思われた。 





部屋に着くなり ダーギールが真ん中でゴロン と横になった 


彼の両端には僅かに50センチばかりの幅しか残っていない


『ちょッ ダーギールさん 真ん中に寝るのはやめて下さい』


アィリーは慌てて巨体を動かそうとしたが 既に寝入ってしまった暢気な剣士はビクともしない


『私はここで良い あちらに入って休みなさい』


あちら?? 


良く見ると 壁だと思っていた部屋の北側は 天井から白い布が垂らされて仕切りを作っていたのだった 

布を上げてみると その向こうに幅1メートルほどの空間があり 布団のような敷物が敷いてあった


(ゼッツ様がこちらでお休み下さい・・・・・・・)


振り向いてそういいかけたが  部屋には もう美しい男の姿は見えなかった。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

【 2008/11/09 23:48 】

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体重(BlogPet)
きのうは抹茶ろーると場所へ一撃するつもりだった。
それできょう栗きんとんが体重目印された!

*このエントリは、ブログペットの「栗きんとん」が書きました。
【 2008/11/09 10:17 】

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まだまだファンタジー 
既に月は 高く頭上に輝いている

殆ど一方的に旅の仲間になってしまった男たちが 

今日はもう寝た方がいいと言って さっさと祠に入って横になってしまったので 

彼女も 隅で横になり体を丸めた。



目を閉じたとたん


あまりに色々な事があったので寝られるだろうか? と 心配する暇もなく 


吸い込まれるように深い眠りに落ちてしまった。










『さっき この子と誰かを間違ったみたいだが?』




彼女が寝入って暫くしてから

体格の良い男、 ダーギールが 

縦肘で頭を支え 横向きになったまま聞いた。 





男達は寝てなどなかったのである。





『・・・・・そうだな よく似ている』


いつの間にか小屋の上がり口で座禅を組んでいた ゼッダールターは


ダーギールに静かな微笑を返した 月明かりが湖畔や祠を照らしている






『恋人か?』


『いや 』





『あの子は 自分が人間じゃないと言っていたが?』


『そうかもしれぬが それは小さな事だ。』





『まぁ・・・・・・・・・ そりゃそうだが・・・・・』






『あんたがあの子と間違えた女も 人ではなかったのか?』



『・・・そうだ』



『・・・何だったんだ?』


『それは知らぬ』








『なぜ人では無いと分ったんだ?』



『・・・・・・・子を産まなければならないから種をくれと願ったので 交わった』






ダーギールは この世のものとは思えない程美しい男を マジマジと見つめた。


この男は 人で無い物と何の感情も無く関係したと平気で言っているのだ 


もう理解の限界を超えている。




だが それが小屋の隅で寝ている この娘ほど美しい獣だったのなら そんな事もあるのかもしれない。







『15年程前の話だ』






その言葉の意味が頭の中でゆっくりと着地した瞬間 ダーギールは思わず 体を起こした


『!!!じゃぁ  この子は もしかして あんたの・・・』



『・・・・・ かもしれぬな』



だがどうみても親子には見えない  

ゼッダールターは20代のように見えるが 想像以上に年をとっている事は間違いなさそうだ。


(こいつの方が人間じゃないって方が簡単に納得できそうだぜ)



密かにそう思いながら ダーギールは上向きに寝転がった


『それで この子を守ってやろうって事か・・・』



『いや・・・・・・・そうではない』 








暫くして 美しい唇が動いた



『この世には  滅びる種もある』




それは どこまでも静かな声だった。



ダーギールの深い溜め息は どこからか聞こえる獣の遠吠えにかき消された。

【 2008/11/08 17:00 】

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ファンタジーが止まらない・・・・
『知り合いかい? 隅に置けないねぇ』


突然声がして 

これは夢だろうか?と男を見つめながら考えていた彼女は ハッと我に返った




彼女は 男がもう一人 小屋に背中を預けて立っていた事に初めて気がついた


腰には剣をさしている。


湖の男は細身だが こちらは随分体格がいい 武器を佩びてなくても一目で戦士だと分る


湖の男は何事も無かったのように 又小屋に歩きながら答えた


『・・・いや 気のせいのようだ。』  


普通に歩いているのに なぜか音を感じさせない 


男の長い黒髪や腰に巻いた薄い布からポタポタと水が滴っているというのに・・。





湖畔の小屋には辺境の神が祭られてあった 


彼女は すっかり興味を失ってしまった小屋が 祠(ホコラ)だったとやっと気が付いた 


そして 少なからず動揺している自分にも気が付いて


急に恥かしくなり 頬が熱くなった。







『ほらほら  そんな薄着で水浴びなんかするから 目のやり場に困るだろ 』


体格の良い男が揶揄すると


『清める為だ 』   静かに答えて小屋に上がった



やはり音を立てずに神像の前に座り 座禅を組んで合掌すると


男は 静かに読経を始めた。











大柄な男が 壁に寄りかかったまま 昔からの友達にでも話しかける様に言った


『こんな時間に散歩かぃ? お嬢さん 』


『それとも可愛い顔をして 実は男を連れ込んで食っちまう人妖かな?』



最後は冗談っぽく言っているが  


もし彼女が本当に人妖(人間の姿をした妖怪)だったとしても


男はあまり慌てそうにはなかった。



『私 人間です。』


思わず そう答えしまってから 付け足した


『・・・たぶん・・・・』



『ハハッ  自覚が無いんじゃぁ 怪しいな 』

大柄の男は 人好きのする笑顔で答えた


『だが若い娘が 寝巻きでウロツクには ここは危なすぎるし村から離れすぎている』


『まさか さらわれて来たわけじゃないだろう?』


『・・・・・・自分から 出てきたんです・・』


『おぃおぃ 家出かい??? それにしても良くここまで来れたな 』


『 やっぱり・・・人間じゃないのかもしれない・・』


『俺の言葉をまともに受けんでも あんたは十分人間に見えるよ。 少し十分過ぎるがね 』


男がニヤッと笑ったので 自分が凄い格好で見知らぬ男の前に居る事に初めて気が付いた


白い膝丈の寝巻きは汚れているばかりでなく

枝をつたって進んだり 木に登ったり降りたりしていたせいで  

色んな所が引き裂かれボロボロになってしまっている


『キャッ』

思わず変な所から声が出て その場にしゃがんだ


『ここまで人間臭くて人妖だったら 俺はもう誰も信用できなくなるな』


笑いながら 自分の上着を脱いで 彼女に掛けようとした男の動きが 急に止まった。




男の目が 彼女の背中に走る50cmは有りそうな傷に注がれていた。



本来なら致命傷になるくらい大きな傷だ


慌てて上体をそらし 背中を押さえた 


傷はパックリ割れたまま固くなっている



男と視線が合うと 思わずうつむいて説明した



『・・・・・狼のような顔をした 豹にやられたんです』


『・・・コヒョウだな』


『だが いつの話だい? まさかそれから着替えてないって訳でもないだろう?』


男が彼女に ふわりと上着を被せながら聞いた 


『 ・・・・・・・・・・・・・昼ごろです』


『ほぅ・・』


その声から何の感情も読み取れないが 全身で男の強い視線を感じる




ふと視線が途切れ


『 ・・・・・ 悪いが それでも人妖にはみえねぇな 』 と溜め息交じりの声がした


何が悪いのだろう? 余りに淡々とした声に促されて 

もう何年も胸にあって彼女を苦しめてきた言葉を 初めて口に出した。


『私は ・・・寄生虫なのです    この体に巣くって育ってきました』


『・・・ほぅ 』






『私の宿り主は 今朝 死んでしまった。 ・・・この傷は私ではなく宿り主が受けた傷です』



『・・・・それで あんたは何なんだぃ?』  



男は真直ぐに彼女を見ながら聞いた。




『私の連れだ』



いきなり降って来た声に 今まで話ていた2人は思わず同時に祠の入り口を振り返った

いつの間にそこに居たのか そこには あの人間離れした美貌を持つ男が立っていた。




『・・・・・・』


彼女が何も言えないで居ると 

体格の良い男が代わりに答えてくれた


『お連れさんは 初耳のようだが?』



『私も今知ったところだ』



『そうか・・・・ 』      



心臓が飛び出すかと思うほど ドキドキしてきた 



『なら 俺の連れでもあるんだな 』


えっ???? 驚きすぎて 彼女は目を丸くした


体格の良い男は 陽気な声をあげて笑った


『おぃおぃ そんな大きな目でマジマジと見つめられたら 照れるじゃないか』


『俺は 暫くこの男にくっ付いて行く事にしたんだ だから お嬢さんとも仲間って事になるのさ 』




・・・驚いて声も出ない 動悸がどんどん早くなる。  

いきなり旅の仲間が2人も出来た?・・・




彼女は自分の心臓の音がきっと他の2人にも聞こえるのでは無いかと 本気で思った


そして自分の鼓動を聞きながら 

心のどこかで 本当に自分は喜んでいいのだろうか???という気がしていた。





【 2008/11/07 23:19 】

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いきなりファンタジー とまらないっ><
彼女が森に入ると すぐ何かに見られてるような気がしたが

なぜか恐怖は無かった

そのまま出来るだけ まっすぐ突き進んだ


森を迂回して 街道に出るほうが安全だが 

彼女は村の者に見つかって連れ戻される事の方が怖かった


両親の前で人間で無い自分になってしまう恐怖


それに炎天下をこれ以上歩くには 喉が渇き過ぎていた
 

しばらく歩いて ふと見上げると空が僅かに見えるだけだ 

代わりに何処までも深い緑の光が満ちている




ホーーーホゥ 
コーーークワッ



聞きなれない鳥の声がする 

色々な音がするのに すべてどこかに吸い込まれていく 

何百年も人に侵される事なく 時を過ごしてきた樹海


コケむした巨木の根がいくつも重なり

短い距離を歩くだけで息があがってしまう


とりあえず水を探さなければ。


泉はどこにあるだろう?


ふと 子供の頃のある風景を思い出した 

村にくる行商のおじさんが 

長い蔓のついたままの芋のような実を 集まった子供達に見せていた


彼はたまにやってくる定期の行商人で 自身も近くの村にすんでるんだろう

タミルの村の子供達を可愛がって 旅の途中で見つけた物を見せたり 

色々な話を聞かせてくれた・・


小太りで 日焼けで真っ黒な顔をしていた 笑うと白い歯と目じりのシワが際立った

『森で迷子になったらコレを探すんだぞ この実の中は空洞で水が沢山入ってるからな』

丸い顔が にっこり笑うと ますます丸く感じられた

小さく頷くと  おじさんはそれを彼女に手渡した。



(どんな葉っぱが付いていたっけ???)


他にも色んな話をしてくれた・・・


あの水の入った実 おじさんが森で迷子になった時の話 旅の目印になる星座の話・・・



(アッ そういえば 

(おじさんの台車に積んである 水がめの模様と似た葉っぱだぁ) って思ったんだっけ )






「・・・・・どんな模様だったっけ?」



記憶を探るように辺りを見渡すと それは意外と簡単に見つかった 

多分これかな? と思われる葉っぱの付いた蔦は

白い大きな木には必ず絡まっていた

蔦をたどって地面を探して そこを掘ると 芋ずるしきに何個か実が取れた


古い記憶の中の木の実と似ている


水が飲めるかもしれないという興奮と 自分の小さな発見が嬉しくて

疲れてなければ 飛び上がりたい位だった

彼女が それほどこの木の実に気を取られてなければ

風のせいではない木の葉の擦れる音と 


黒い影が静かに彼女の背後に回ったのに


もしかしたら 気が付いていたかもしれない



石を使って 亀裂を入れ 半分に割ってみると中の小さな空洞から 少し水が出てきた

思ったより少ないが飲めそうだ

空洞の周りは 白い弾力のある果肉がついている 


少しかじってみると あまり味はしないが これもなんとか食べられる


もう一つの木の実を慎重に割ると 中の水を喉をならして飲んだ


その時 知らない内にとても敏感になっていた彼女の鼻が 何か獣の匂いを嗅いだ


本能で危険を察知して 大きくジャンプしたのと 

犬の顔をした豹のような獣が飛び掛ったのは殆ど同時だった

が 彼女の方が少し遅かった


獣は彼女の着ていた寝巻きの袖を縦に引き裂いた



ハラリと白い肩が現れた

血は出ていない

彼女はそれを素早く確認した



血が流れたらヤバイ。


本能でそう思った。




踵を返して 獣が襲い掛かる

彼女もスタートを切った

木の根が邪魔になる

すぐに足を取られてしまった

膝をついて転んだ彼女の上を 黒い影が飛びすぎる

転んだ時したたかに膝や腕を打ったが 跳ね起きて 豹が着地したのと反対の方に走る

この 木の根ばかりの樹海に

しなやかな体を持ち 屈伸能力が発達している犬頭の豹は 

とても優秀なハンターと言えるだろう



逃げる彼女の背中に 豹が鋭い爪で襲い掛かった



背中に衝撃が走った


血が!


匂いで他の獣が来る!


豹が次の攻撃に入る前に 2メートル頭上にある枝に飛びついた


そのまま足を掛け枝に登り すぐさまその上の枝に移った 


振り向くまでも無く 豹も木に登ってくる音が聞こえた


夢中で上に上がり 随分細い枝まで登った



これ以上登れない所まできて ようやく振り返ると 豹は5・6メートル下で 唸っていた





汗がドッと吹き出した


『助かった・・・』




額の汗に ふと風を感じた   



火照った体が冷んやりした。  




その木は辺りの木より一段と高いらしく 


黒い森のはるか遠くまで見渡せた


背中からは血が出ていなかったが 触るとパックリ割れているのがわかる





助かったけど・・・・死んでまでその体を利用してしまった




今朝は どうしてもこの半身を自分の背中からむしり取りたい衝動に駆られて 


何も考えずに家を飛び出したのだった




だが やはりその勇気が持てない・・・   




豹はまだこちらを見ては悔しそうに唸っている



少し降りて 木の実をいくつかもぎ また上に登ると豹めがけて投げつけた


その内の1つが頭に当たると 犬頭の豹はチラリと一別を投げて ソロソロと木を降り始めた




豹が立ち去るのを見届けてから 彼女はもう一度森の奥を見渡した。



左には山脈があり 一段と高い岩山があって 


その側にタミルの村がすっぽり入るくらいの湖が見える。


今日はこの森で寝ることになるだろう できれば野宿したくはない


よく見ると その高い山から湖にかけて崖になっている所に小屋のような物があるのに気が付いた


何か分らないが とりあえず人が作ったものに見えるので それを目指すことにしよう


人が作った物ならば 道もあるかもしれない



辺りを見渡して獣が居ない事を確認して 慎重に木を降り始めた


だいたい 15メートルほどの高さに降りた時 


もしかして地表を歩くより木をつたって移動した方が安全かもしれないと思いついた


毒蛇や毒蜘蛛などに気をつけなければならないが 


方向を確認しながら進むためにも 木の上の方が良さそうだ 


彼女は慎重に枝を選んで その上を進んだ。





丁度 その湖が目の前に見え始めたころ 


彼女の背後に赤オレンジの空を残して日が落ち 

目の前は 見る見るうちに すっかり暗くなってきた


今から寝る場所は探せない


『あの小屋が見つかるといいけれど』


湖に近づくにつれ 小屋は木の陰に隠れて見えなくなっていた


最後に見たときには 大きくはないが屋根と壁の一部と柱が見えた


壁に囲まれてなさそうなのは残念だが 


他に寝る場所を探すより どうしてもそこに向かいたかった。



しばらく湖畔を歩いてその小屋を見つけた時 


既に空には月が輝き 辺りを照らしていた


月明かりで湖の水面がキラキラと輝いている




少し離れた所で狼のような獣の遠吠えが聞こえた

早く隠れる場所を見つけなければ・・・。

頭では焦っているのに

さっきから 何か懐かしい 切ない匂いを感じて 胸のドキドキが収まらない


月明かりの中


湖から静かに一人の男が出てきて 小屋に向かって歩き始めた。



男は 彼女を見つけた。 



この世の者とは思えない程美しい男の唇が動いた


『  ・・・・・アシュレーか?』

【 2008/11/06 21:55 】

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いきなりファンタジー  続き 
彼女は暗い森の前で立ちすくんだ  昼過ぎだろうか


とても喉が渇いていた。


荒地の赤い土が 急に濃い緑の草に被われて森が始まっている

きっと中には飲める水があるだろう

自分に見つけられるかなんて 行って見ないと分らない。



彼女が思い切ったように森に入った時  頭上を一羽の大きな鳥のような蜻蛉ような影が
通り過ぎた


影は タミルの村に向かっていた 

村の手前1キロまで来ると 見張りの男が 見慣れない生き物が近づいてくるのに気がついた

弓を持った3人がやぐらに駆け上った


一番大きな男が叫んだ

『射てッ!』


荒地から飛んでくる 得体の知れない物体は 殺るしかない

それは人間の子供大程もある蜂だった


蜂は 飛んでくる矢を次々とかわすと 弓を射ている者に向かってきた

知恵があるのか?それとも本能だろうか?

素早く射者の後ろに回ると 頭の付け根を長い針で刺す

先ほど叫んだ 一番大きな男が弓を持ったまま その場に崩れ落ちた

隣の若い男が 弓を槍のように構えて突く

だが 既に蜂はその男の後ろに回って 性格に首の真ん中に針を刺した

一瞬で2人の仲間が倒れたのを見て

残りの一人は変な声を出しながら やたら滅多に手足を動かして 

突然の襲撃から身を守ろうとした




次の瞬間 一段と羽音が高くなり 下からやぐらを見上げていた者は

真っ赤な血しぶきが上がるのを見た。



何処からか 「ひぃいいいいいいいいいいい」 という叫び声が聞こえた

もしかしたら自分の喉から出ている声かもしれない やぐらの辺り 通用門の前は

一瞬パニックになりかけた



50代だろうか 壮年にしては白髪が多いが まるで若者のような覇気をもった男が

見事な長刀を持って駆けつけ 通用門周辺 に居た村人を一喝した



『落ち着けっ!!!!戦わない奴は隠れていろっ!』



既に門は閉められていた 村に住む若い娘が今朝家を飛び出したのだ

村中で捜索していたが 門に来るだろうと思われたので 今 詰めている者に老人は居ない

落ち着けば腕に覚えのある者ばかりだ

この時代 荒地の中にある小さな村に住んでいるということは 

様々な化け物と戦ってきたと言う事だ



白髪の多い大男に一喝された村人は 既に冷静さを取り戻していた。


目に 戦う者の静かな力が宿り始めた



だが蜂は 高い場所から 彼らを見下ろして 今度は弓を射られても 攻撃しようとはしなかった

そのくせ 何かこちらを観察しているかのように ぐるぐる飛び続けている


『チッ あたらねぇ 』

小柄な男が目は蜂を向いたまま 隣の男に言った

『なんか ねぇか?』



『・・・・そーいやぁ マラータん所に網があったな』

問われた男も 蜂から目を離さない


『誰か マラータんとこ行って 網持って来るの手伝ってくれ!!』

小柄な男が 後ろに叫んだ


その途端 蜂が村の方に 向かって飛び始めた



『チッ 聞いてやがる』

小柄な男は 横目で蜂を見つつ 仲間の家に急いだ



蜂は速かった 村の中心に来ると そこで又旋回して 今朝家出した娘の家に向かって飛んでいった


家の者は居なかった いや 母親が一人娘の部屋に居た


母親がふと顔をあげると木の枠で囲われた窓の外で 大きな蜂がこちらを覗いていた 


驚いて小さな悲鳴を上げると


蜂は窓から姿を消し

そしてすぐ 下の階で 羽音が響く音がした

玄関のドアが開けたままだった!!

気が付くと同時に 部屋のドアを体で閉める と

ほぼ同時に 部屋の向こうで 蜂もドアにぶつかるのが分った


『誰かきてぇーーーーーーー』


必死でドアを抑えながら 大声で叫んだ。




壮年の白髪の男が 蜂を追って村の中心に来ると 危険に敏感な荒地の女達が 

既に数人あつまりつつあった


そして 蜂はあちらに行ったと皆が指差した時 パーミンダの母の声が聞こえた


蜂は何度かドアに体当たりをしたが 体重が倍もある人間の女に押さえられては開く物ではないし

ドアも頑丈に出来ている

すぐに見切りをつけ 狭い廊下を飛び回ったが 他に入り口はない 

下に降りたとき 丁度 白髪の壮年の男が家の入り口に立った所だった




蜂を見ると 男は 静かに長刀を構えた。




狭い部屋に蜂の羽音だけが響く 大きな蜂だった 5・6歳の子供くらいあるだろうか

羽も透明で軽そうなのに どこかしなやかな刃のように輝いている


蜂はその場で飛びながら 男の方を向いていた


男が鉈を素早く振り下ろした 蜂はそれを避けながら男の背後に回ろうとする

それよりも早く 男が振り向きざま長刀を横に振る

キンッ と刃の交わる音がした


蜂の羽は透けるほど薄いが 刃の様に硬いのだ


『ドアを閉めろッ』

後から追いついてきた男たちに言った

(側に寄れば切られるな) 


この狭い部屋の中では 自由に長刀を振る事が出来ない 

「得物を間違えたか・・」


場所は狭く障害物が多い  相手は飛べるし速い そして接近すると切られる


男は蜂を見つめたまま 静かに側にある衣装箱の蓋を開けた


一番上に厚手の毛布があった


『静かに2人はいって ドアを閉めろ。』



家の外に声をかけると すぐに小柄な男と若者が入ってきて 後ろ手にドアを閉めた


『コレをそいつにかぶせろっ』


壮年の男が毛布を2人に投げた 小柄な男が無言でソレを受け取って頷く

 
その時 蜂が 毛布を持っていない若者に向かって飛んだ 

同時に壮年の男が斜め下から右上に弧をかいて長刀を振り上げた 

蜂は 若者を襲う振りをして 踵を返し壮年の男に襲い掛かった

男はそのまま後ろに反り返って上向きに倒れると素早く回転して起き上がりざま クッションを構えた

蜂の尻から伸びた針が深々とそれにささったのを感じると

男はそのまま素早く起き上がり 蜂ごと壁に突進した

が 蜂は上に向かって飛びそれを避け 

再び毛布を持っていない若者に飛び掛った


待っていたかのように 小柄の男が毛布を蜂の上に向かって広げた


壮年の男と 若者が毛布の端を素早く掴んで下に下ろす

毛布がズタズタに切れ始めた

小柄な男が叫んだ

『早く網もってこいっっっ!!!!!!!』


2・3人が さし渡り10メートル四方は有りそうな網を4つ折にして運んできた

毛布が切れて隙間から 蜂が飛び出す前にようやく 網をかぶせた 


一番体のおおきな男が蜂の上から片足で思い切り体重をかけると


皆がいっせいに 網の下の膨らみに刃を突きたてた 


そして ようやく突然の襲撃者はその動きを止めた。









【 2008/11/05 22:35 】

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いきなりファンタジー
まだ暗い部屋の中の 少し硬いベットの中で目覚めた時 

彼女は彼女の半身が死んでいるのに気がついた。


彼女の体の背面 辛うじて3分の一程の厚みを占めたソレは ほんのり冷たくなっていた


文字どうり 彼女の半身 いや 三分の一身が




タミルの村に駆け足でやってきた寒さが 

この小さな村を2・3日で秋の景色に変えようとするかの様に 

珍しく霜をおろした 

まだ夜の明け切らぬ早朝に ひっそりと息絶えたのだ




彼女は起き上がると 

素早くベットから抜け出し すらりと伸びた白い足で ベットの側に揃えてあった靴を履きながら 

短い廊下に出て 端にある梯子を降り始めた。


色褪せた絨毯が敷かれ 色とりどりのクッションが床にいくつも並べられた

居心地の良さそうな居間に彼女が降りると同時に 


半屋外の かまどや調理台が作られてある場所に通じている木のドアが開き


家に入ろうとした中年の女性が彼女を見つけた。 


瞬間、凍ったように顔を歪める




『バーミンダ どこに行くの???』


バーミンダと呼ばれた彼女は まるで目を閉じたら 

その声まで聞こえなくなるかのように硬く目を閉じた


そのまま その女性とは反対側にある 木のドアに向かって走り出していた

大きな木製の衣装箱や背の低い戸棚に足をぶつけながら 

正面玄関らしいドアに行き 大きく開いて 振り向きもせずに家を飛び出した。



娘の着ていた 袖の短い着物のような寝巻きの その袖を掴みきれず

と言っても 気がつくと もうドアから出て行く所だったのだけど


茫然と立ち尽くしていた母親は 


それでも一瞬後には 娘の出て行ったドアに駆け寄り 

風のように走り去った彼女の残像に向かって叫んだ


『バーミンダ 戻っておいでぇーーーーー』


それから 何も知らず まだ寝ているだろう 夫の元に走った




彼女は走りながら 母親の叫ぶ声を聞いていた。

彼女の家から 100mは離れているだろう そこに

ホンのわずかな時間でどうやって辿り着いたのか


走れば走るほど 彼女は自分の体が軽くなっていくように感じた

だがどんなに早く走ろうと 背中に張り付いた半身からは逃げ出すことができない。



私は バーミンダじゃない。

貴方達が バーミンダと名づけた子は 私じゃない。

私が その子を殺してしまった!!!!!!!!




走りながら彼女は

大きな通用門と
 

村の背後にそびえる山の崖の部分以外は


丸木の柱でぐるりと囲まれた この村を抜け出すために どこに行くべきか 


鮮明なビジョンがあった。



前から計画していたわけではない

ただ漠然と もう家には居られない事だけは分っていた 

だが この危険な大地のどこに 彼女の行くべき場所があるのだろう?



先の事は なにも分らない
 
知りたくはない


けれどもう行くしかない。


彼女は村の北側にある切り立つような崖に行くと

一番防壁よりに立つ 一際大きな木に登った


木と防壁の間には約20メートルの距離がある



彼女は大きく伸びた枝の上を慎重に歩いて防壁に近づいた

本当に体が軽くなっているのか 枝が随分細くなっている所まで進めた

それでも壁までは5メートル以上離れているし 

防壁の頂上は彼女の居る枝よりさらに高い


すこし戸惑ったが 枝の上で軽く上下に振動をつけると 

丸木の壁に向かって飛んだ


何もないかの様に見えたが そこには 枝を切り落とした跡がいくつかあり

その一つをつかみ壁にしがみ付くと



ロッククライミングの要領で防壁を登りきった 



そして 


家を出て 初めて深く息をついた 
 

防壁の向こうに広がる荒地を眺めると

 

所々に大きな岩や 小さな林が転々と広がっている


彼女は まだ薄暗い空を 茫然と見つめた。




ふと 気が付くと 空の一部が明るくなっている 


はるか遠くに広がる黒い森の稜線から



日が昇り始めたのだ


一筋の光が走り


それを受けて 荒地に降り積もった霜がキラキラと輝いた。




もし こんなに澄んだ朝でなければ 彼女は家に引き返していたかも知れない


それほど 行く当ては無かった。



ただ 自分は 両親が育てたかった血を分けた子供では無く

その子の体を蝕んで育ってきた者なのだ 


それでも 父も母も その子供ではなく 『私』 を愛してくれていた


だがはたして 真実を知ったなら 自分を受け入れてくれるだろうか?


この体が 人間以外の物になっても?




彼女は 防壁から飛び降りた。

25メートルはあるだろうか 普通の人間なら大怪我をしている高さだ


片膝をついた姿勢で難なく着地していた彼女は 静かに立ち上がると

自分が寝巻きのままだった事に初めて気がついた


『着替え・・持ってくれば良かった』


清らかな朝日に元気を貰う自分は 闇の存在ではないだろうと感じても


存在して良い者かどうか はっきりとした自信は無い。



”先ずは 自分の事を調べてみよう”



家を飛び出してから 初めて旅の目的が決まった。

決まると自然と足が前に出た



あの森を越えたら ガバスという街道沿いの町に出る それから 都まで向かいながら

色んな街で聞いてみよう

きっと自分が何なのか分るかもしれない


彼女は 朝日が昇りきった その下に広がる黒い森に向かって歩き出した。





【 2008/11/05 13:07 】

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友へ

きっと ここを見てくれてるだろう友へ


スカイプチャット途中のままでごめんなさい m(_ _)mペコリ


あの時はゲームもしてなかったし 自分のPCでINしようと思って

ログアウトしたんだけど 自分のPCでログインしたら 

やっぱりコンタクトが全員ログアウト状態になってるの><



それから彼も帰って来て ログインできなくなって

その後 彼のPCに入れてたRSの米鯖にINしたら プッツン って突然PCが切れて^^;

その後も 突然 プツンッ って切れるようになっちゃって・・・><

多分彼のPCを壊してしまいました  p(q゚∀。`)ァヘヘ



それも 話が途中のままなのにスカイプINしてない 大きな理由なんだけど


もう一つの 理由?もあります・・・



凄く モヤモヤしてる理由が 痛いほど分るから


自分も乗り越えてない その壁に向かっている人に 何て言っていいか分らなくて・・


凄く前向きで 明るくて 人が大好きで受け入れるの上手い人だって知ってるから 


もう気にしてないって思うけど



私がね


許せない 


もしくは


どうしていいか分らなくて・・・




友人として 心から好きだった人に無神経に扱われたら 

本当にどうしていいか分らないよね




許す 許せない

無視する 無視できない







本人にぶっちゃけて話たって どーせ ロクな事にはならない って思う


だから それは勧めたくないのに


それって 人間や友達を諦める事と似てるんだよね


話たってどーせ㍉



でも そー思うから 世界中のどこかでいつも戦争してンじゃないの???



話が飛んでごめん><


ホントにごめん>< ふざけてるんじゃなくて マジで泣きそうになる。・゚・(ノД`)・゚・。



話したって どーせ㍉なの・・・


でも そう言ってしまわないといけないのが 泣けるほどつらい事だって思わない?




でも 感情で話すより ほって置いた方が余程いいんだよね・・・


でも その人が好きなほど 無視するの って辛い


無視って 愛とは反対の事だから


でも 無視が愛に一番近い時もある・・・




・・・・


それはきっと 無視じゃなくて 『 見守る 』 って事なのかな?


あぁ・・・>< またブログ書いてて 当たり前の事を 再発見できた;><;




ごめん>< 又自分勝手に悩んで 自己満足しちゃった><




 凄い・・・・だから 黙ってたんだね・・・




そっかぁ・・

だから 私のように 行動に移さないで 


黙って壁に向かってたのか・・・



大人だ・・・・・(:¬ω¬)  



そーとー格好いいですd(*⌒▽⌒*)b




もう これって 友の為じゃなくて 自分の為に書いてるね^^;


なんか すっきりしちゃったぁ~~(/∀\*)))ニャーン彡☆ 


もっと早く書けばよかった><






一人でスッきりしちゃっても恥ずかしいので 


煩悩たっぷりで理解の遅い私なんかより 

余程早くに たぶん貴方らしい別の方法で もうスっきりしちゃってるだろうけど





貴方がみんなの為に 波風たてず黙って立っててくれてるのは


無視(=愛とは正反対な行為としての) してるのではなく 


それは 貴方がみんなを見守ってくれているのだ と言う事に



もし すっきり はっきり 気がついていなければ



早く気がついて


または どんな方法でもいいので 

 

貴方の優しい心が 安らかで有りますように (o´_ _)人




貴方と友達になれて 本当によかったです

 *゚( 嬉´∀`嬉 )゚*




つ凸元気回復剤 (自分で買って飲んでね^^;)



|彡サッ!
【 2008/11/04 13:07 】

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総理(BlogPet)
栗きんとんが総理の日本が仮想されたみたい…

*このエントリは、ブログペットの「栗きんとん」が書きました。
【 2008/11/02 08:06 】

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